美しいリスボンの広場ではしゃぐジュリア |
いや~、9月は私にとって実に盛り沢山な月でした。
まず、第一週目は元同僚の奥さん(コンゴ人)とその2歳半の息子が
ブルキナに用事があっ て来たので、我が家に1週間強泊まりました。
初日はまだおとなしくて良かったのですが、翌日からその息子の本来の
腕白振りが出てきた様で、家中を走り回っ て物を投げたりジュリアと
叩き合いを始めたり、もう大変!しまいには、私の部屋に勝手に入って
私のPCまでいじり出したので、家に居ても寝室のドアを鍵で 閉めなき
ゃいけない始末。「あ~、ジュリアが男の子じゃなくて、神様に感謝し
なくちゃ~」と心から思った経験でした。
勿論この子は極端な例で、男の子でも こんな迷惑じゃない子も一杯いる
とは思いますが…。
そして二週目から三週目に掛けて遅めの夏休みで、ポルトガルはリスボ
ンに休暇に行って来ました。休暇と言っても、伴侶の手術が予定されて
いたので、その看病が主な目的です。
リスボンは歴史溢れる美しい地中海の町で、どの街角にも風情があって
お散歩しているだけで楽しめます。今回は看病が主目的だったので、友
人のアパートを借りてそこで生活。彼の看病と育児以外に慣れない料理
や掃除・洗濯もせねばならず、休暇どころか普段よりも却って忙しく感
じた位!「専業主婦業は大変だ~」とたかが三週弱で実感した次第です…。
それにアフリカから来た私には普段食べられない美味しそうなレストラ
ンが一杯あるのに、彼の医療的食事制限上それらには手が出せず、やや
残念でしたL。
一方、ポルトガル人は子どもにとっても優しく、何処に行っても街行く
人やお店の人がジュリアに笑いかけたり話しかけたりしてくれて、心が
和みました♪ そしてやはり何より良かったのは、家族の時間。
パパとママが両方いるのが余程嬉しいのか、ジュリアは四六時中
「パ~パ、マ~マ」と繰り返し呼んで来るので、毎回返事をするのが
嬉しくも大変でした!
一方、我々の休暇中にブルキナでは一騒動が。
丁度伴侶の手術が行われた16日に、ブルキナでクーデターが起こって
しまったのです! 彼の手術 が終わりホッとして翌朝メールをチェック
すると、ブルキナに赴任している親友から「クーデターが起こり、暫定
政権が解散に追いやられた」という凶報が届い ていてギョッ。
慌ててニュースを見ると、ポルトガルのTVでもブルキナのクーデターは
ちょっとだけですが報じられていて、軍人が町を徘徊している様子や市民
が怪我をしている映像が写っていて心配は増す一方。
でもブルキナの情報はポルトガルのメディアでは限られているので、結局
その後の休暇も仕事のメールと ネットでブルキナ情報の検索を毎日欠か
せず、ブルキナの事が頭から離れず完全な気分転換はできない休暇となっ
てしまいました。
そのブルキナに三日前に戻りましたが、結局クーデター主犯者達は鎮圧
され、昨日から通常通り業務も再開しました。
去年の政変に続き今回の件 でも、ブルキナ国民は「武力による権力の略
奪は、もう我々が許さない!」という意思をはっきり表明し、アフリカ
でも一般市民の力は無視できない程に強まっ ている事を証明しえたとい
う意味で、歴史的な出来事となりました。
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