歳を取って来るといろいろな部分に故障が出て来る。
膝が痛くなったり、腰が伸びなくなったり ……
嚥下障害もそのひとつである。だんだん唾の出が悪くなり、食べ物を
飲み下すのも大変になってくる。
そんな状態になるまでジッと待たずに、ならないようにするための
簡単な訓練がある。
私は大丈夫なんて思っていないで、お食事の前に、テレビを見ながら、
お風呂に入りながら、今日から訓練をはじめましょう!図を参考にやってみてください。
1. 姿勢
まずは、姿勢を整えて座り、全身の筋肉バランスを
整える。
2. 深呼吸
鼻から吸って、お口から吐きます。
長く息を吐くようにしましょう。
吐く時はろうそくの火を消すような気持ちで口を
すぼめて吐く。
嚥下体操を始める前に、気持ちや緊張した筋肉を
リラックスさせます。
3. 首の体操
嚥下に関係する筋肉は、
首に多く集中しています。
筋肉をゆっくり動かして
筋肉をほぐすことで、食
べる準備を始めます。
4. 肩の体操
息を吸いながら肩を引き上
げて、スッと力を抜くよう
に息を吐きながら肩を下げ
ます。
5. 口の体操
口の周りの筋肉をほぐし。
動かすためのトレーニン
グ。
大げさに口を動かしましょ
う。
6. 頬の体操
お口の中に空気をため、ほほを内側から膨らま
せる筋肉 のトレーニングです。
しっかり噛むために、また、食べこぼし防止や、
鼻へ食べ物が流れ込むのを防ぎます。
7. 舌の体操
食べる事、そして発音するため
に 欠かせない舌。
咀嚼時、嚥下時の舌の動きを保
つことが出来ます。
ヨガにも舌を思い切り出した
り、引っ込めたりの動作があ
ります。
8. 発音練習
「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音するこ とで、唇や舌
を動かします。
唇舌の動きを目的別にトレーニング します。
9. 咳ばらい
誤嚥した際に、むせるためのトレーニングです。
やりすぎてしまうと喉を痛めることもあるので2~3回
程度でかまいません。
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