参加者11名 |
今月の料理のメインはサンブーサ(アラビア餃子)だ。
前回2回とも両面を焼く方法を取ったが、皮がいまいち硬くて美味しく
なかった。 それで今回はレシピ通り揚げてみたら……皮がパリッと仕上
がってひと味違う料理になった。
前回2回の皆さんごめんなさ〜〜い!
ご自宅でこのサンブーサを作る時は必ず揚げてくださいね。
サンブーサは ラマダーン月にアラビア半島・湾岸諸国の食卓にのぼり、
ラマダーンの風物詩のひとつに数えられているそうだ。
この起源はササン朝ペルシャらしい。 最初はドウに肉、野菜、チーズ等
を詰めてパンのようにオーブンで焼いていたが、軍隊が遠征する時、オ
ーブンを持っていくわけにいかないので、フライにしたのがはじまり。
これがインドまで伝わり、サモサと呼ばれて 現在ではインドの代表料理
のひとつとなっている。
16世紀初頭から18世紀初頭インド亜大陸を支配したムガール帝国は、
ペルシャや中央アジアの料理を積極的に取り入れ、それ等の料理はムガ
ール宮廷の厨房で育まれ、最も贅沢な料理として現在まで伝えられてい
る。サンブーサもそのひとつ。
サンブーサの背景を辿って行くと、ササン朝ペルシャからはじまって、
コルドバを首都とした後ウマイヤ 朝を通じて、ムガール帝国にまで結び
ついていく。食べ物ひとつにもこのような壮大な歴史があるんですね。
今回のデザートは手作りあり、日本、アメリカ、オカナガンのお土産あ
りで 美味しかったです。ご馳走さま!
0 件のコメント:
コメントを投稿