2015年10月23日金曜日

☆183回 アラビア料理☆

参加者11名

     今月の料理のメインはサンブーサ(アラビア餃子)だ。
     前回2回とも両面を焼く方法を取ったが、皮がいまいち硬くて美味しく
     なかった。 それで今回はレシピ通り揚げてみたら……皮がパリッと仕上
     がってひと味違う料理になった。
     前回2回の皆さんごめんなさ〜〜い!
     ご自宅でこのサンブーサを作る時は必ず揚げてくださいね。

     サンブーサは ラマダーン月にアラビア半島・湾岸諸国の食卓にのぼり、
     ラマダーンの風物詩のひとつに数えられているそうだ。
     この起源はササン朝ペルシャらしい。 最初はドウに肉、野菜、チーズ等
     を詰めてパンのようにオーブンで焼いていたが、軍隊が遠征する時、オ
     ーブンを持っていくわけにいかないので、フライにしたのがはじまり。
     これがインドまで伝わり、サモサと呼ばれて 現在ではインドの代表料理
     のひとつとなっている。
     
     16世紀初頭から18世紀初頭インド亜大陸を支配したムガール帝国は、
     ペルシャや中央アジアの料理を積極的に取り入れ、それ等の料理はムガ
     ール宮廷の厨房で育まれ、最も贅沢な料理として現在まで伝えられてい
     る。サンブーサもそのひとつ。

     サンブーサの背景を辿って行くと、ササン朝ペルシャからはじまって、
     コルドバを首都とした後ウマイヤ 朝を通じて、ムガール帝国にまで結び
     ついていく。食べ物ひとつにもこのような壮大な歴史があるんですね。

      今回のデザートは手作りあり、日本、アメリカ、オカナガンのお土産あ
     りで 美味しかったです。ご馳走さま!




















0 件のコメント:

コメントを投稿