2017年8月8日火曜日

♪ニジェールってどんな国?(5)♪

     ニジェールには
     キリンと人間が共生している村があります。
     ニアメより60キロ離れたクレという村で、
     希少種のキリン(ジラフ・カメロパルダリス・ペラルタ)が 生息。
     現在野生のキリンが見られるのは
     ここだけだそうです。


     一時60頭に減ってしまったキリンが
     AFA(African Wildlife foundation)と
     村の農民の協力で現在は300頭に。
     訓練を受けた農民がガイドとなり、
     ビジターフィーやチップは
     全てこのキリンの保護と
     村人のため(教育、健康、農業基金)に
     使われているとのこと。
     
     古代には今以上にキリンが生息していたようで、
     アイル山地(アフリカ最大の自然保護区)には
     紀元前6000年頃から紀元後1000年
     ぐらいの間に刻まれたと言われる岩画があり、
     キリンや牛の放牧の様子、
     人々の暮らしなどが描かれています。

     この洞窟壁画のあるアイル山地は
     ユネスコの世界遺産に
     登録されています。

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