皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
いつもチャリティーランチのご報告をシェアして下さり、ありがとうございます。
さて、以前申し上げました様に、5月18日から22日までモザに里帰りしてきまし
た。大半の子ども達はすくすく成長し、おませなお年頃になっていました!
一方、何人かの子どもは2013年の訪問以来、マラリアやエイズで亡くなっていま
した…。
プロジェクトの方は何とか続いており、今12人の弟子達が溶接を習いながら実践
しています。最近では孤児院の隣にある大人病棟のベッドに蚊帳をつける枠組み
を作ったそうです(写真下参照)。
弟子の一人、ジョアオ君(写真下の一番右)は21歳でプロジェクト開始当初から
溶接のコースに参加しているそうです。
彼も孤児で教育もろくに受けられないまま十代後半になってしまったので、
将来に悲観している矢先にこのプロジェクトと出会い、手に職をつけることが
できてとても感謝している、と言っていまいした!
左から2番目がマルコス君、4番目がジョアオ君 |
マルコスは元気ですが、夜間大学に通うと同時に、何と4月からMOZALという
アルミ製造工場に雇用が決まったそうです!
彼が大学進学前に通っていた職業訓練校の必修項目としてMOZALで研修を
していた所、彼の真面目さと仕事振りが認められ、この度採用されたそうです。
モザの失業率が高い中で、国際企業に就職ができたというのは、非常にラッキー
だし、彼の将来にとっても、非常に有利だと思います。
一方、プロジェクトの事を考えると、彼が実際に現場に居られる時間が更に減っ
てしまうという懸念があります。そこでマルコスと話し合った所、マルコスの
勤務は日勤の日と夜勤の日があり、夜勤の日は日中に現場に行けるので、その際
にその週の課題・作業を指示し、日勤の日は彼の弟子たちの中で写真の青年達
含む5人位がプロジェクトを始めた6年前から学んでいて責任感もあるので、彼ら
が 先輩として他の生徒達を率いて課題・作業をこなす、という要領で4月から
行っているそうです。
そこで、さとみさんとチャリティーランチの皆様にご相談があります。
まず、1月のご送金$3000の残り$1600の用途についてですが、今回訪問した際
大人病棟の中で結核を患っている36歳のアデリナ・ムーラさんという女性が
いました。
彼女は6歳と10歳の子を持つシングルマザーですが頼れる家族もなく、結核の
症状が落ち着いてもうすぐ病棟を出なければいけないのですが、身寄りできる先
もありません。そこでシスター達がアデリナさんがせめて住居は確保できる様に
土地は確保したそうですが、家を立てるお金がないそうです。
必要な予算は40000MTZ(約$1100)なのですが、皆さんの資金から彼女の家を支援
してあげてもいいでしょうか。
それと、プロジェクト現場で最近夜間の盗難が増えているそうで、防犯対策と
して鉄格子の強化や(今までドアがなかった)トイレにドアを設置をしたいそう
です。まだ予算が来ていないのでいくらになるか申し上げられませんが、残り
$500をそちらに充てられればと思っておりますが如何でしょうか?
最後にこれはご相談ですが、今回マルコスが就職して定収入を得始めた訳ですが、
これまで彼に毎月払っていた生活費(月$130)を今後も継続してもいいか、ご意見
を伺いたいです。彼曰く、このお金は自分の生活費だけでなく、お金を持って
いない弟子達が作業を完了した際にご褒美で払ったりもしていたので、できれば
継続して欲しいそうです。どう思われますか?
長くなってしまいまいたが、今回モザで感じた新鮮な気持ちが薄れない内にお送
りしたいと思いご連絡しました。2013年の訪問以来、マルコスを通じてシスター
や子ども達と電話などで連絡は取っていましたが、やっぱり実際再開するのと
では俄然感動の度合いが違いますね!(ここに記した以外の事はブログにも載せ
たいと思っています。)
ではさとみさん、あきさん、そしてチャリティーランチの皆様のご健勝を
ブルキナからお祈りしております。
渋谷朋子
朋子さん
返信削除子連れでの南アフリカ、モザンビークへの旅行、無事に戻っていらっしゃ
ったとのこと安心しました。
まだ旅の疲れがあるでしょうに、すぐメールをくださって、ありがとう!
こちらは風薫る爽やかな5月の天気!みんな元気で初夏を満喫しています。
モザでの子供たちとの再会。楽しいことと悲しい出来事があったんですね。
でも溶接クラスに弟子が12名にも増えて、頑張っているというニュース
はとってもうれしいです。
特にジョアオ君の感謝の言葉に、朋子さんとマルコス君のこのプロジェクトに参加して良かったという思いを新たにしました。
マルコス君もどんどん成長して、素晴らしい人になっていて応援しがいが
ありますね。マルコス君たちは私たちの誇りです。
送金した1100ドルをぜひアデリナ・ムーアさんに差し上げてください。
彼女と彼女の子供たちの過酷な人生が少しでも楽になることを祈っています。残りの500ドルの使い方についても、必要とあれば賛成です。
マルコス君への生活費もどうぞ続けて下さい。
このお金で弟子達にも少しはご褒美が入るとなると、彼らも一層頑張る
でしょうし、私たちもそんな彼らの気持ちに応えてあげたい!
45度なんて私たちには想像も出来ない過酷な環境で頑張っている朋子さん、どうぞあまり無理はしないでくださいね。
緊急にお金が必要になったらいつでも連絡ください。
私たちも楽しみながら、自分の為にもこの活動を長く続けていきたいと願っています。
さとみ