愛すべきマプトの子達と博物館前で。ここでは皆真面目顔してますが、
実際はもっとはしゃいでたんですよ~。本当に。
5月は博士論文の作業の為に休暇を取ってガーナ経由で南アに行き、
帰りがけにモザンビークに寄って来ました。
生前スティーブ・ジョブスがスタン フォード大学でした講演で、
「人生の点と点を繋げる」というお話をしましたが、私の今回の旅は
まさにそんな感じで、寄った先々でこれまでの人生の様々な 点で関わ
った人達と再会でき、昔話や現状報告に花を咲かす事ができました~♪
まずは経由地点のガーナでは、1999年から2年間協力隊で派遣された村
へ2007年以来の里帰り!いざ空港から出てみると、以前は5階建て以
上の 建設物は1~2軒しかなかったのに、今はアクラの町中に溢れてい
て、道も大幅に舗装や増設されていて、この国の開発バブル振りが伺わ
れます。
でも赴任して いた村へ行くべく町から出ると、ある時点で主要道路から
逸れた途端に昔懐かしの素朴な村落風景に変わり、1時間半後に村に到
着すると、そこには15年前と 同じ場所に同じ人が座っていたり(!!)、
あちこちから「ミス・トモコ~!」と声援が掛かったり、あまり変わっ
ていない村の様子に懐かしさがこみ上げて来ました。
大人たちは白髪や皺が増えた以外は あまり変わっていないかもう亡くな
っている人も何人かいましたが、当時教えていた学校の生徒達は大半が
ちゃんと職に就き、中には家庭も持っている子達もい て、嬉しさと誇ら
しさで胸一杯!
男子生徒の中には、一丁前にビール腹のオジサンみたいになっているの
も居て、「君、妊娠したの?おめでとう!!」などとか らかいながら、
昔の気の置けない仲間と久々に楽しい一時を過ごせました。
また、その夜は今アクラに赴任しているブルンジ時代のフランス人元同
僚と再会。当時はお互い独身で自由を満喫していたのが、今ではお互い
子持ちに なっていて、子ども同士が遊ぶのを眺めながら「時の流れを感
じるね~」などと感慨深さに浸りました。
そして、その後向かった南アでは、ヨハネス経由の際に 今度はギニアビ
サウで一番親しかったポーランド人の親友と再会。彼女は2013年末
にギニアビサウからマラウィに転勤になり、それ以来スカイプでのやり
と りのみでしたが、今回偶然彼女も医療休暇でヨハネスに来ているのと
重なり、二日間だけでしたがビサウ時代の思い出話や今後の人生の事も
語り合い、濃厚な時 間を共有する事ができました。
そして決定打はマプト!2年振りに帰った孤児院では、まだ小さかった
女の子達もすっかりお姉さんぽくなっていたり、男の子では声変わりが
始まってい る子もいて、彼らの成長振りに感動!でもこの間、エイズや
マラリアで亡くなってしまった子も数人いて、命の儚さを改めて感じま
した…。
5日間のマプト滞在 中は毎日その孤児院に通ったのですが、案の定2年
前に一緒に浜辺にピクニックに行った子達が「ねえ、トモコお姉ちゃん、
またピクニックに連れて行ってくれ る?」とおねだりして来たので、
「待ってました~!」とばかりにシスター達にまた子ども達を連れだし
ていいか訊いたら快諾してくれたので、急遽ピクニック を計画。今回は
日程上丸一日を取るのは無理なので、金曜の午後の半日マプト市内にあ
る自然文化博物館とその隣にある海を臨む公園に行くことにしました。
当 日23人の子達を連れて博物館を訪問。この博物館、アフリカの博物
館にしては(失礼) なかなか良くできていて、昔の文化財やリアルにで
きた像やライオン等のアフリカの動物の実大レプリカが展示してありま
す。これらの動物を実物どころかテ レビや雑誌などにアクセスがない彼
らは映像でもあまりみた事がなかったせいか、喜んで見学してくれてこ
ちらも嬉しくなりました。
その後は公園でアイスク リームを食べながら、ジャングルジムやブラン
コで大はしゃぎ!女の子達の中には同時にジュリアと遊んでくれる子も
いて私も助かり、またいい思い出が増えま した~♪
こんな感じで、人生の様々な過去からの愛すべき人達と再会でき、
「あ~、生きていて良かった~」と何度も思えたと同時に、私にとって
大事な物・人は 何か再確認できた有意義な旅でした!
(でも南アとモザの快適な秋の気候から、45度を上回る灼熱のブルキ
ナと仕事に戻るのは心身共にきつく、1週間経つ今 日も未だに旅を思
い出しては現実逃避していますが…。)
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