2017年7月7日金曜日

♪ニジェールってどんな国?(1)♪

    

     朋子さんの新しい任地ニジェール共和国は、
     西アフリカのサハラ砂漠南縁の
     サヘル地帯に位置する共和制国家です。
     内陸国であり、
     アルジェリア、マリ、ブルキナファソ、ベナン、
     ナイジェリア、チャド、リビアの
     7カ国と国境を隣接しています。

     フランス語が公用語
     80%がイスラム教徒。

     世界最貧国5位で、
     世界一番のお金持ち国カタールの
     GDP137,162米ドルに対して
     GDPは1,052米ドルです。

     また子供時代が守られている国ランキングで
     172カ国中
     日本はスイスと分け合って16位。
     なんとニジェールは最下位です。

     国土の75%がサハラ砂漠。
     その砂漠の一部である
     アイル ・テネレ自然保護区は
     世界遺産になっています。

ニジェールの砂漠は世界で一番美しいと言われている

     この保護区の中心にそびえるアイル山には
     乾季でも絶えない水源があり、
     350種の植物、40種の哺乳類、
     160種の鳥類、18種の昆虫が
     確認されています。
アイル山地

     1991年にユネスコ世界遺産自然遺産になりましたが、
     保護区内に暮らす遊牧民の独立運動が起こり、
     翌年には危機遺産にも登録されています。

     隕石が多く見つかる場所で、
     「星の王子さま」の舞台でもあります。


     語り手である僕が
     サハラ砂漠で飛行機がパンクして
     ひとりぼっちでいる時に
     王子さまに出会ったのです。
     「砂漠がきれいなのは
     どこかに井戸を1つ隠しているからだよ」 
     と王子さまは言った。
     という文章があって……
     砂漠の中に井戸なんてあるの?
     っていつも不思議に思っていましたが、
     これがあるんですね。
     サハラ砂漠の下には地下水脈層が通っているので、
     まず井戸を掘って、
     カレーズという地下水溝を遠くまで引いて
     人の住める部落を作っているんです。
     モロッコのサハラ砂漠で
     トゥアレグ族が管理している
     地下水溝の中に入ったことがありますけど、
     砂漠の下に水路があるという
     なんとも不思議な体験でした。

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