2015年6月27日土曜日

♪アフリカの旅 準備7♪                  ♡ギニア・ビサウってどんな国?


   ギニア・ビサウは西アフリカに位置するアフリカでも最も小さい国のひとつ。
   セネガル、ギニアと国境を接し、首都はビサウ。
   サバンナ気候である内陸部と、大西洋に面した沿岸部に分かれる。
   内陸部にはジャングルや川があり、豊かな自然の中で沢山の野生動物見られる。
   ギニア湾に浮かぶビジャゴ諸島には18の大きな島と12の小さな島があり、
   そのうち20の島は有人島で、ビジャゴ人が暮らしていて、美しい海と素朴な
   島々が魅力的。

   産業は農林水産業で落花生、カシュナッツ、エビ、イカが特産品。

   歴史的には、15世紀半ばにポルトガル人が上陸し、以後カーボベルデ諸島等
   と共にポルトガルの植民地となり、18世紀には現在の首都ビサウが奴隷貿易
   の拠点となり繁栄。
   
   1956年アミルカル・カブラルが指導するクレオールのギニア・カーボ
   ベルデ独立アフリカ党 (PAIGC)による独立・民族解放運動が始まる。
   以後、ソビエト連邦やキューバの支援を受けたPAIGCと、アメリカ合衆国の
   支援を受けたポルトガ ル軍事政権の間で植民地戦争が続く。
   
   1973年1月、指導者のアミルカル・カブラルが隣国ギニア・コナクリで
   暗殺されるが、同年9月に弟ル イス・カブラルが初代大統領に就任し独立
   を宣言。2年後の1974年にポルトガル政府より正式に独立が承認される。
   独立後も度重なる クーデターが続き、政情は不安定。
   
   1990年代も頻繁に発生するクーデターから内戦が起こり、30万人以上
   の避難民が国外に流出。
    
   2008年から2009年にかけてさらに軍部のクーデターが発生し、3月2日
   には反乱軍によって前ヴィエイラ大統領が暗殺される。

   ※朋子さんが赴任していた2012年の4月にもクーデターが起こり、国の
   業務がストップしたのを思い出します。おかげで教師をしていたオリンピア
   おばさんの給料が支払われなくなって…育てている20人の子供たちの食料
   にも困り、私たちが援助の手を差し伸べることになったのですよね。
   その延長でオリンピアおばさんの学校が出来たのです。

   現在はジョゼ・マリオ・ヴァスが大統領。
   このような内戦の混迷によって、現在は世界の最貧国のひとつとなっている。

   公用語はポルトガル語だが、ポルトガル語を話す人の割合はあまり高くなく、
   ポルトガル語をベースにしたギニアビサウ・クレオール語が共通語として広く
   使われている。
   

0 件のコメント:

コメントを投稿