2016年8月31日水曜日

♡国際アルビニズム啓発デーが作られた理由♡

                    National Geographic から記事抜粋

     毎年6月13日に国連が制定。止まらないアルビノへの暴力と差別。
     

      タンザニアのカバンガ保護センターで同じ疾患を持つ子供たちと共同
     生活 を送るアルビノの少年。この施設は2008年にアルビノ殺害事
     件が頻発したことから開設された。ここに暮らす住民の3人に1人が
     アルビノだ。

     2015年6月13日は国連が制定した初めての「国際アルビニズム
     啓発デー」となった。そのきっかけとなったのは、40年前、アルビ
     ニズム(先天性白皮症。その患者は「アルビノ」と呼ばれる)のカナ
     ダ人の少年ピーター ・アッシュが弱視や色素の薄い肌、白い髪などを
     理由にいじめにあったことだった。

     嘲笑と暴力に苦しむ日々を生き延びたアッシュ氏は数十年後、世界に
     は不幸にもアルビノへの偏見が原因で命を落とす子供達がいることを
     知る。サハラ以南のアフリカでは、アルビノはゼルゼル(「無」の
     意)と呼ばれる霊体とされ、愚鈍、あるいは邪悪なものと考えられて
     いる。アルビノを人間以上の存在とあがめる者もいれば、逆に人間以
     下 と蔑む者もいる。

     アルビノの身体を富、豊饒、選挙の勝利など、幸運をもたらす秘薬の
     材料として欲しがる呪術医もいる。各国の赤十字社をとりまとめるス
     イスに拠点のある「国際赤十字 ・赤新月社連名(IFRC)によると、ア
     ルビノの腕には4000ドル、全身(四肢、生殖器、耳、舌、鼻)で
     あれば7万5000ドルもの値がつくこともあるそうだ。

     アフリカを初めて訪れた際、両手両足を切断され、喉を切り裂かれ舌
     を抜かれた6歳の女の子の家族に アッシュ氏はタンザニアで出会った。
     何か自分に出来ることがあるはずだと考えた彼はその後、不動産投資
     家からアルビノに関する啓蒙を行う活動家に転身し、国連に働きかけ
     て「国際アルビニズム啓発デー」の制定 に尽力した。



     カバンガ 保護センターで暮らす姉妹が髪を結い合う。報道によると
     タンザニアでは過去5年間で60人以上のアルビノが殺されており、ア
     ルビノたちは「つねに追われているような気持ち」で暮らしている。

     選挙のたびに被害者が増加

     アルビニズムがもっとも多く発生し、もっとも恐れられている地域
     はサハラ以南のアフリカだ。タンザニアでは1400人に1人がアルビノ
     として生まれてくる。

     北アフリカやヨーロッパでは、その割合は2万人に1人とぐっと少な
     くなる。両親とも肌や髪の色素がごく普通だとしても、それぞれが
     アルビノの劣性遺伝子 を持っていれば、生まれてくる子供はアルビ
     ノになりうる。アルビノは視力が弱く、皮膚がんになるリスクが高
     いが、知性や能力が劣ることはない。

     アッシュ氏が設立したNPO「アンダー・ザ・セイム・サン(Under
     the Same Sun)」によると、サハラ以南の25カ国では過去15年間に
     少なくとも378人(うち3人に2人は子供)のアルビノが殺されるか、
     手足を切り取られるかしており、そのうち約半数はタンザニアで起
     きている。

     「選挙の時期が来るたびに、アルビノを狙った殺人が増加します」
     とアッシュ氏は言う。タンザニア政府は今月、呪術に頼らないよう
     政治家に警告した。またアルビノの女性と性交渉を持つとエイズが
     治るという迷信を信じる男たちによるレイプ事件も頻発している。

     アルビノに対する暴力事件に苦慮するタンザニア政府は2008年、
     アルビノの子供たちを集め、もともと視覚障害者などを受け入れら
     れる9つの施設で学校 教育を行うことを決めた(アルビノは視覚障
     害を伴うことが多い)。上の写真は、そうした施設の1つ「カバン
     ガ保護センター」で撮影されたものだ。


     嵐が近づく中、皿を手に食堂へ向かう子供。センターの子供たちは
     安全と引き換えに、家族と遠く離れて暮らすことを余儀なくされる。

     「つねに警戒態勢で移動します」

     「アンダー・ザ・セイム・サン」によると、こうしたアルビノ専用の
     学校は定員オーバーの状態であり、なおかつ、有用ではないという。
     彼らは代わりに、幼稚 園から大学まで、アルビニズムに理解のある
     職員がいる私立の学校に320人のアルビノの子供たちを通わせる活動
     を支援している。こうした子供たちが社会で 活躍できるよう育成し、
     アルビノに対する見方を変える役割を果たせるようにするのが目的だ。

     「我々が支援した子供たちの中には、首相官邸で働く女性経済学者が
     いますし、大手銀行の行員や、教師になった子もいます」

     「国際アルビニズム啓発デー」のためにタンザニアに滞在している間、
     アッシュ氏は身の回りの警戒を怠らなかった。彼はタンザニアの新聞
     やテレビに頻繁に登 場し、アルビノ襲撃に対する政府の甘い対応につ
     いて厳しい意見を述べてきたため、「移動するときはつねに身の安全
     に気を配る」ことを忘れない。

     中国やインドなど他国の地方でも、アルビノの子供は不幸をもたらす
     として孤児院に入れられたり、街頭で物乞いをさせられたりすること
     が多い。インドでは 先月、小学校1年生のある教師がアルビノの少女
     の母親に向かって、少女をもう学校に来させないようにと言ったとい
     う。「他の子の親から、彼女は白すぎるの で自分の子供たちと一緒に
     勉強してほしくないという要望があった」というのが教師の言い分だ。

     アッシュ氏の兄のポールが生まれたとき、病院の職員は単に「お子さ
     んは金髪ですね」と言っただけだったそうだ。やがて母親がポールの
     視力が弱いことに気付き、そこではじめてアルビノと診断された。

     まもなく50歳になるが、いまだにアルビニズムについて専門知識をも
     たない医療関係者に出くわすことがあるとアッシュ氏は言う。
     「実際にアルビノに会ったことがある人はほとんどいないのです」


2016年8月30日火曜日

☆9月のチャリティーランチ、              トランスリンクの旅その他の予定☆











     秋と言えば「読書の秋」。
     オランダに世界で最も美しい書店と言われている本屋がある。
     700年以上前のゴシック教会の巨大な空間を利用して作られた
     「セレクサイズ書店 ドミニカネン店」である。
     秋はこんな素敵な空間で、悠久の時の流れを感じながら本を読ん
     でいたいですね……

     この9月でチャリティーランチも8年目を迎えます。
     その間何の紆余曲折もなく、楽しくやってこられたのは皆さまの
     おかげ。「飽きもせず、飽きられもせず」をモットーにこれから
     も宜しくお願いいたします。
     
     ☆チャリティーランチ
     15日(木)、 18日(日)、 21日(水)
     タイ料理

     ☆トランスリンクの旅
     2、3日
     ソルトスプリング島
     25日(日)
     サウス・グランビル探訪

     ☆アクセサリー教室
     20日(火) 1:00〜 

     ☆チャリティーゴルフ  
     6日(火) Mylora Golf   $24,15
         10:30集合
                  スタート時間 11:14/11:22/11:30
      
9911 Sidaway Rd. Richmond  604-271-5626

2016年8月29日月曜日

♪花ちゃんの                    熊本地震復興支援ボランティア活動報告♪


     めちゃ長っ!
     真面目な投稿するの嫌いだけど。
     書き始めたら長くなった!爆笑

     8月22日~29日で、熊本の 『南阿蘇』『立野』『黒川』
     『西原』『益城』へ行ってきました。

     それぞれの地域、標高差の関係で気温&体感温度が全く違っていたり。
     山肌に残る地滑りの跡や。


     未だ解体を待つ家屋の数々。


     ゆっくりながら確実に建設されている仮設住宅。

     そして、いまだ継続されている避難所生活。
     様々な事に気付かせて頂きました。

     今回は、日本財団の 学生ボランティア 『GAKUVO』の皆さんと 支援
     団体『OPEN JAPAN』の皆様と主に『地獄温泉』にて活動。


     山間部はとても気候変動が激しく、未だに地震の被害が多く残る山道
     を通って現場まで行く事もあり。
     安全を考慮して、連日早朝7時前には現場へ出発する毎日。


     普段の生活とは懸け離れた日常なのに、一生懸命『自分は何ができる?
     もっと活動したい!役に立ちたい!』そう思って必死に活動している
     学生ボランティアと過ごした日々は。
     私自身も、初心を忘れずにしないと!とハッと気付く事が多い時間で
     した。

     自然災害。

     災害支援。

     緊急時は報道とかでよく目にするから、とっても気になるけど。

     時が経つとやっぱり、忘れちゃうよね。
     気にならなくなっちゃうよね。

     私も、バンクーバー戻って普通に生活してたら考えなくなるし。
     心のどっかで、『まぁ、ボチボチ復興してるでしょ』とか簡単に考え
     ちゃってる部分があるのは真実。

     でも。
     まだまだ。
     まだまだ困ってる人はいた。
     まだまだ。
     ちょっとお手伝いが必要な人もいた。。

     そんな時に。
     住民さんの方と全力で大汗かきながら一緒に現場入るのは、素敵な事
     だよね。って純粋に思う。
     けど。
     凄く頑張ってるのに、探してる物が見つからなかったりすると。
     本当に残念だよね。

     でも。
     そんな時は、また違った仲間がすっと入ってきて手伝ってくれる。
     それって。
     住民さんにとっても、自分にとってもめっちゃ嬉しい事だよね!


     ボランティア。
     人の力。
     だよね。

     家族、友人、仲間。
     大切な人々に支えられて、怪我なく無事に活動をさせて頂く事が出来
     ました。

     そして特に、今回の活動に当たって支援を頂いた:
     ・バンクーバーチャリティーランチの会の皆様
     ・Yasuko Oka 様
     ・Hiroshi Kaneko 様
     ・Makiko Inoue 様

     ありがとうございました。

     Arigato

     One love

♪朋子さんからの第2信♪


     もう2歳半になったジュリアちゃん。
     こんなに可愛らしく、元気に育っています。

     さとみ様

     あら、私が昨日お送りしたメールとさとみさんのこのメールが行き
     違った様ですね。
     同時にお互いのことを考えていたという事で、テレパシーが通じて
     いるという事ですね!

     マルコスには、6月に会った際もその後も写真を催促していますが、
     まだ来ません。
     今の時点で私の本音を申し上げますと、今日の彼にはまだ大きな
     プロジェクトを運営するのは難しい気がします。
     写真でさえ送れないところ見ると、時間的余裕も精神的な成熟度も
     まだ足りていないと思うのです。

     実は彼には6月に会った際、「大きなプロジェクトを運営できる器の
     人間になる心構え」を説いたのですが、まだ今一きちんと理解しき
     れていないのかな、と私は最近感じ始めています。
     私も弟の様に見なしている存在なので残念ですが、現実には直面し
     なければいけません。
     彼も7月に31歳になったばかりとまだ若いので、これから時間を掛け
     て成長するのだとは思いますが。

     それもあり、CLの皆さんの努力をマルコスとのプロジェクトだけに
     絞るのは勿体ないと思い、だったら個人的にでも支援と繋がりを今
     すぐに必要としているサヴィエル君の事を提案した次第です。
     前回のメールでは詳しいご説明ができなかったので、改めて書かせ
     て頂きました。

     サヴィエル君の件はご快諾頂き、ありがとうございました。
     支援金はご提案通り、11月に郁子さん経由で結構です。
     もし皆さんからサヴィエル君にメッセージがありましたら、訳して
     送りますよ。

     では、今後もどうぞよろしくお願い致します。

     渋谷朋子

2016年8月28日日曜日

♪渋谷朋子さんからの提案♪

     カナダの爽快な夏ももう肌寒くなり始めた頃でしょうか。
     いつも、活発にチャリティーランチを開催されて、ありがとうござい
     ます。

     ブルキナはすっかり雨期に入り、連日バケツをひっくり返した様な大
     雨です。お陰で良く眠れるという得点はありますが、気が落ち込むと
     いう欠点もあります。
     どんな天気も一長一短ということでしょうか。

     さて、モザの方ですが、プロジェクトを一緒に運営する仲間探しはま
     だ続行中です。
     正直なところ、マルコスも働きながらなので、まだ時間がかかりそう
     な見通しです。
     授業の方も、残念ながらあまり定期的には行えていない模様です。

     そこでご相談です。6月にモザ訪問した際、シスター達からある青年の
     支援を頼まれました。
     サヴィエルというその青年はアルビーノで、私も以前から面識はありま
     したが、会っても挨拶程度で、彼の生い立ちなど詳しい事は知りませ
     んでした。

サヴィエルくん 23歳

     シスター曰く、彼は全く身寄りがないけれど、もう成人したので孤児
     院を出なければいけません。
     苦しい生い立ちにも拘わらず、正直で素直ないい青年だから、シスタ
     ーは小さい土地を買ってあげました。
     その土地に彼の家を建てる支援をしてくれないか、という事でした。

     添付の見積もりによると約2000ドルちょっとだったので、私個人でも
     支援しようと思いました。
     そこでモザにいる間にセメントなどの資材を買い、ブルキナに戻って
     来てから差額を送りました。
     この支援にサヴィエル君は一生懸命応え、自らも工事に参加してアッ
     と言う間ほぼ完成しました。


  












     彼から今回の支援に当たり、次のメッセージが送られて来ました。

     「僕はサヴィエル・サルマオ、23歳です。シスターの家で2008年から
     お世話になっています。まだ小さい時、アルビーノの僕は親に捨てら
     れました。6歳の時にはシハンゴの孤児院に入れられ、そこで8年間
     過ごしました。その8年間はとても辛いものでした。
     その孤児院も2008年には閉鎖されたので、当時14歳の僕は行先もなく
     路頭に迷いました。そんな僕を見付けたフレネ地区の警官は、僕を交         番に連れ帰りました。僕は交番で15日間泊まり、ベッドがないから床
     に寝ました。
     そんな矢先、シスター達の『希望の家』の存在を知り、勇気を出して
     扉を叩き、受け入れて貰えたのが2008年の年末でした。
     翌年にはシスター達の指導もあり中学1年に編入し、2010年には産業
     学校に入学し2013年まで通いました。今回身寄りもない僕が家を建て
     ることができ、本当に嬉しいです!」

     本来、私個人で支援しようと決めたものですので、今更皆さんにお願
     いするのは順序が違うと思います。
     ですからもし無理なら無理で、それでも大丈夫です。

     ただ彼のメッセージを読んだ時、私だけじゃなく他の人達との繋がり
     も彼の今後の心の支えになるかと思い、お願いをしてみている次第で
     す。

     あと、話が代わりますが、9月に2年振りにギニアビサウを訪問します。
     後任に気を使ってこれまでなかなか行けませんでしたが、今回数日だ
     け行く事にしました。
     ですから、オリンピアさんの学校もその後の状況を確認して、ご報告
     しますね。

     ではCLの皆さまにもどうぞよろしくお伝え下さいませ。
     さとみさんとあきさんも無理しないで下さいね。

     渋谷朋子

2016年8月27日土曜日

☆10回 アクセサリー教室☆


     時間 1:00〜4:00  講師 松本奈保美さん
     参加者 6名

     今回は全員お揃いのネックレス。
     
     お喋りを楽しみ、笑い転げながら、でも目は真剣、手は休まない。
     最初はちょっと難しくて出来るかな〜って思いながら、やっているう
     ちにいつの間にか完成。出来てみると嬉しいものですね。


     早い人はネックレスにピアス3つ出来上がり。


     同じ材料で同じ物を作っても、作った輪っかの大きさの違いで長さも
     感じも凄く違ってしまう。それぞれが自分に合った長さにしているか
     ら面白い。今回も素敵なアクセサリーが出来ました。

☆213回 ベトナム料理☆


     季節の移ろいの早いこと。昨日まで夏だったのに今日はもう秋!
     今月の料理 「ベトナム風冷麺」は3回目にして季節外れの料理となっ
     てしまった。生春巻きも夏の料理 。みんな身体の中が冷えそうな物ば
     かり。それでも食べながら皆で口角泡飛ばしてお喋りしていたら、窓
     を開けたくなるくらい暑くなってきた……。

ベトナムの生春巻き(ゴイクン)はCNNの
調査によると世界でもっとも美味しい料理、
50の中の30番目になっているそうだ。
英語ではspring roll と区別してsummer roll
と呼ばれている。
中身はエビや豚肉にサニーレタス、胡瓜、
春雨、もやし、ニラ など。


変わり種として焼き肉生春巻きなんていう
のもある。韓国風にコチジャンも入れて、
味付けした焼き肉に、ニンジン、白ネギ、
胡瓜、サニーレタスを加えてライスペーパ
ーで巻く。
メイン料理にもなる生春巻きです。


料理風景

     炒めたり、煮たりということがほとんどない料理だったので、1時間
     ほどで出来上がり。
参加者14名

                    14名もいると話が弾むこと、弾むこと。笑いも一杯。
     このように人と人との交流や社会参加、助け合い、そこから生まれる
     お互いさまの気持ちや信頼感は、「ソーシャル・キャピタル(社会関
     係資本)」と呼ばれ、このソーシャル・キャピタルの蓄積の多い人ほ
     ど健康で、認知症にもなりにくいそうだ。